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「塙 泉」の自己紹介
私は、昭和の初期に、北関東の寒村に生まれました。少年時をここで過ご し、百姓の体験、木こりの体験、アルバイトの体験など、今ではしたくても できない、大切な時間を過ごしました。 親戚の人々からも得難い知恵や技術を教え込まれ、今でも身に付いて私の 体の記憶となっています。温かい心を何も言わずに行いで示してくれた師も ありました。 長じて、都会へ出、苦学の末高等学校、大学を終えましたが、第二次世界 大戦前後の父親の努力と政府の指針に殉じたような父親の生き方に学び、人 生の指針を定めました。 その結果、世間からものの見事にはじき飛ばされましたが、それはそれで、 よいではないかと今日に至っています。ほどなく、永久(とわ)の幕を引か なければならない年齢の、私の前に掛けられた、終わりを飾るにふさわしい 花道とその舞台、それがインタ−ネットです。人生は不思議そのものです。 これが、朝な夕なに頭に浮かぶ述懐です。 この老人が渾身の力を込めて送る、作品集をご覧いただく方々のために、 珠玉のように磨いてみようと思っています。 2003/02/01 塙 泉 |
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